建物ツールの罠!?
今回の生徒さんは某大学建築学科の4年生の学生さんでした。
4年生ということは、そう、卒業設計です。
毎年この時期は何名様かレッスンさせていただいています。
みなさん追い詰められている(!)時期なので、基礎から順を追ってのレッスンではなく、上手くいかない部分だけをピンポイントでお教えするレッスンが多くなりますね。
自己流でなんとか頑張っていたのが限界がきてしまった、というパターンでしょうか。
今回の生徒さんの場合は、
①曲面の壁に扉が付けられない
②変形螺旋階段の作り方
③等高線入りの地形図の取り込みが上手くいかない
……などがご質問の内容でした。
①と②は壁ツールや階段ツール等の建物ツール使って作ろうとされていました。
建物ツールは便利ですが、単純な形状でないとうまくいかないことが多く、卒業設計等の凝った形状のモデリングには現状では向いていません。
2Dを作図し3Dに立ち上げる、という作業が基本にして王道です。
「3Dモデリングとは何ぞや?」を感覚的に理解していただくためにも、通常のレッスンでは建物ツールは使わないモデリングから始めることにしています。
③は等高線の用意の仕方にコツがあるのですが、それをやってもうまくいきませんでした。
生徒さんの貴重な時間を無駄にする訳にはいきませんので、レッスン後に検討してから改めてメールで方法をお伝えしました。
無事に完成し、卒業されますことをお祈りしております。